ディーバ Blog

大阪発 C#の会社、株式会社ディーバの Blog です。

現在のディーバの業務内容を紹介。ディーバはソフトウエア開発会社です

青柳 @ShinichiAoyagi です。社長業に力を入れると書いたばかりなのにコーディングが忙しくて他のことがなにもできません。。。ダメだなぁ。

私の 1つ前の記事ディーバ の昔話を書きましたが現状について少し書きたいと思います。
ディーバはいわゆるソフトウエア開発会社(システム開発会社)です。パソコンだったりサーバーだったりスマホだったりで動くソフトウエアの開発をしています。

ディーバでは以下のような仕事をしています。

下請け案件

SIerさんから出てくる開発案件の下請けです。孫請け、ひ孫請け、もっと下流の場合も多くあります。だいたいはどこかの大手企業さんが社内で使うビジネス系のシステムです。倉庫管理、売掛金管理、輸出入管理、営業支援、などなどいろいろな案件をやってきました。たま~に結構自由にやらせてもらえるような案件もありますが、ほとんどはきっちり管理されてるようなやつです。ウォーターフォール型でExcel方眼紙の設計書を大量に書かないといけないようなやつ、と言えばわかる人にはわかるでしょう。

上流工程からの参加でExcel方眼紙の設計書を書く立場の場合もありますし、製造要員としてプログラミングだけというのもあります。案件ごとの求めに応じて立場はいろいろです。
コンサルタントやアーキテクトなんていう肩書で上流工程のさらに上の方だけというようなのもあります。ただ、本当のコンサルのようにドキュメント書くだけというのはさすがになく、製造時の見本となるような骨格部分の実装もしたりとコーディングにも多少は関わることがほとんどです。ドキュメントだけではプログラムは動きませんからね。
変わったところではSilverlight案件のパフォーマンスチューニングだとか、Linux CでSIMDをゴリゴリしたりとかWindowsのDirect 2Dで画像をホゲホゲしたりとかいうのもありました。

プログラミング言語もいろいろです。最近はC#が多いですが、以前はVBがほとんどでしたし、Javaもそれなりにやってました。昔はCやC++の案件もちらほらありましたね。SIerさんからの案件ではあまり多くはありませんでしたがPHPとかRubyとかNode.jsなんかもありました。そういえばずいぶん昔ですがDelphiの案件もありました。個人的にはDelphi好きで結構使ってました。Delphiのプログラミング言語Object Pascalはアンダース・ヘルスバーグ氏の設計によるものですね。ヘルスバーグ氏はその後C#を設計することになるその人です。

このように今までいろいろな下請け案件をやらせてきてもらっていますが、いずれも持ち帰りで作業自体は自社でおこなっています。今後も常駐ではなく持ち帰り可能案件に限らせてもらうつもりです。
ディーバは派遣事業者としての届出もしていませんし許可も受けていませんから派遣業は元々できません。派遣ではなく準委任とかSESとか呼ばれる形態で「請負契約だが作業場所はお客さんのところ」という形の案件も多くありますがこういったものはやらないようにしています。昔も今も常駐案件の方が多いですし、正直なところ経営的には常駐案件やった方が楽だろうとは思いますがそれでもやるつもりはありません。幼馴染みでもある前社長が言っていた「人売り仕事をやっても会社にとっても本人にとってもなにもいいことはない」というのにつきるのですが、そのうちこのあたりの話も書きたいなぁと思います。
もちろん、要件のヒアリングとか設計を詰めたりとかで何日間か通うなんてことはありますし、お客さんのところに行かないと動作確認や調査ができないような場合はしばらくお客さんのところに詰めるなんてことは必要に応じてやっています。お断りしているのは初めから常駐が前提の案件です。

ユーザーさん直の案件

数的には下請け案件ほどではありませんがユーザー企業さん直の案件も多くやっています。
ユーザー企業さん自身が自社内で使うための業務システムもあれば、ユーザー企業さんがそのユーザーに提供するためのシステム(アプリ)もあります。システムの内容もさまざまです。出退勤を管理するシステム、あるハードの設定をするスマホアプリ、DBに蓄積されたデータを閲覧するシステム、大量の写真を管理するアプリ、などなど。
プラットフォームもいろいろで、最近だとWPF、UWP、ASP.NET MVC/WebAPI/SignalR、Xamarinといった案件がありました。最近はAndroidやiOSのスマホアプリのご依頼も増えています。
プログラミング言語は最近手掛けた案件はみなC#です。C#以外を断ったというわけではなく、自然とC#ばかりになりました。

ユーザー企業さん側の規模はさまざまです。ユーザーさん側にシステム部があってある程度のところまでは落とし込み済みの場合もありますし、そういったものはなんにもなく要件をヒヤリングするところから始めるという場合もあります。ソフト開発のことをまったく知らない人からの「こんなことをしたい」というざっくりした話を汲み取って、その意図するところを実現するにはどうしたらいいか、なんていうところからやらせていただくこともあります。そういうのはやっぱり大変ですがおもしろみも大きいですね。もちろんSIerからの下請け案件でも「いいできだ」と言われるようにはしているつもりですが、ユーザーさんの顔は直接は見えないことも多いですからね。ユーザーさんに「思っていた以上のできだ」とか「ものすごく便利になった」とか言われるのはとてもうれしいですし、これからもそう言われるものを作っていきたいと思います。

SIerからの下請け案件と違い、かなり自由にやらせてもらえることが多いです。当然Excel方眼紙の設計書を書くようなことはほとんどありません。潤沢な予算があるわけではない場合も多いですし、そうでなくても無駄は削ぎ落としてとっとと動くものを作って欲しいという場合が多いですからExcel方眼紙をいじっている暇なんてないことが普通です。もちろん、必要なものや要望があったものは書きますが。
システム的にも自由にさせてもらえる場合も多いです。もちろん指定がある場合もありますが、それこそ「おまかせで」という場合も結構あります。そんな場合はWindowsならC#、スマホならXamarin、クラウド使うならAzureって感じになることが多いです。

以前はSIerからの下請け案件が主でたまにユーザーさん直の案件もあるという感じだったのですが、ここ1年くらいは直の案件が中心になってきています。人づてで紹介いただいたり、以前からお使いのある会社さんから依頼をいただいたりですが、最近は「ホームページ見たんですけど」や「本を見たんですけど」といったきっかけでご連絡をいただくことも増えてきました。
関西圏が中心ですが、一部東京のお客様もいらっしゃいます。あまり頻繁に東京に行くわけではないのでメールやチャット中心にはなりますが、今の御時世、それだけでも結構なんとかなります。

管彩

前の記事でも書いた給排水設備CADの 管彩7 はディーバが開発・販売しているアプリです。開発はすべて社内でおこないました。外注さんなどは一切使っていません。というか、どのバージョンもコードのかなりの部分(8割くらい?)は私自身が書きました。
管彩については機会を見て少し詳しく書きたいなと思っています。

管彩7はすでにメンテナンスフェーズに入っているので今は開発という意味ではなにもしていません。いくつか改良や機能追加をしたいと思っているところもありますし、ビジネス的にもなにかあたらしく展開したいなとも思っています。

管彩以外にも金融関連(証券・商品先物関連)のシステムを自社開発していました。一般の人に販売するようなシステムではなく、法人相手に提供するようなものです。が、残念ながらこちらは過去形です。もうずいぶん前に開発もサービスも終了しています(ソースコードはあるので引っ張り出してくることはできますが)。
これも結構おもしろいところもあるのでそのうち記事にまとめたいと思っています。

その他

ジャンルを固定する気はないのでできることならなんでもやりますし、やっていきたいと考えています。
最近だとVRとかMRとかはやりたいです。スマホでAR(マーカーを認識して動作する)とか、VRを使ったちょっとしたものとかはやったことありますが、VRを活用したがっつりのシステムというのはまだありません(まぁ、まだみんながVRをどう活用できるか模索しているところという感じはしますが)。
実は、来月12月にある場所でVR・MR関連のセミナー(60分枠)の講師を(なぜか)担当することになっています。また時期が近づいたら告知したいと思います。
VRと直接関係あるわけではありませんが、以前にひょんなことからBlender(オープンソースの3DCGソフト。私も個人的趣味としていじってた)を使って簡単な3Dモデリングとアニメーションを作成するなんてこともやったことがあります。私自身はさすがにこれは本職とは言えず初心者に毛が生えた程度のレベルですけど。

私は学生のころゲームプログラマーになりたいと思っていたような人なので実は今でもゲーム開発には興味あります。仕事では、Direct 3Dを使ってちょっとしたCGを描画するなんてことはやったことありますが、ゲームと言えるようなものはやったことはありません。
学生の頃に簡単なゲーム作ってみたり、大物ではフライトシミュレーターみたいなものを作りかけたりなんてしてました。これは三次元座標の計算方法といった基礎的なところからでしたし、高速化のために8086のアセンブラで書いたりしてて、あまりに大変なので途中で放り出しちゃいました。その後、OpenGLとかDirect 3Dとかが出てきたときには感動しましたね。もっとも、座標計算とかは依然として必要でしたし、シェーダーランゲージとかが出てきたりと大変なことは大変でしたが。今ではUnityとか使えばものによってはほとんどコード書かなくてもできちゃったりしてものすごく便利になりました。それでもあるレベル以上のものを作ろうとするとやっぱり大変ですけどね。

少々脱線しましたが現在ディーバがやっている仕事を紹介してみました。
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